デスクトップ GIS
gvSIG は、地理情報システム (GIS) のデスクトップ・アプリケーションです。複雑な管理や計画上の問題解決のために参照される、あらゆる地理情報の保存、格納、操作、分析、展開のために設計されたものです。gvSIG は、ユーザーフレンドリーなインターフェースで知られ、全ての共通的なベクターおよびラスターフォーマットにアクセスできます。gvSIG は地理情報を伴う作業(検索、レイアウト生成、ジオプロセシング、ネットワークなど)のための広範なツールが特徴で、土地に関する部門で作業するユーザーにとって理想的なツールです。
gvSIG は次のような点で知られています:
- OGC 規格を通じてローカルおよびリモートデータの両方を同じビューで統合できます。
- オーダーメイドの製品開発を可能にするだけでなく、容易に拡張可能で、継続的なアプリケーションの強化が可能です
- 20ヶ国語を超える言語 (スペイン語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語など)で利用可能です
- Windws, Linux, そして Mac OS X プラットフォームで利用可能です:
主な機能
- データの読み込み、地図ナビゲーション、文字列による地図情報の検索、距離計測、主題図作成、共通の凡例タイプを用いた凡例編集、ラベリング、多くの選択タイプによるフィーチャ選択、統計を伴うデータテーブル、並べ替え、テーブルのリレーション、テーブル結合、レイアウト管理、ジオプロセシングツール、CAD、ラスタ処理などのような共通の GIS ツールを提供します。
- 相互運用性: 知られているデータフォーマットのほとんどが使用可能:
- ラスタ: ecw, ENVI hdr, ERDAS img, (Geo)TIFF, GRASS, ...
- ベクタおよび CAD: shapefile, GML, KML, DGN, DXF, DWG
- データベース: PostGIS, MySQL, Oracle, ArcSDE
- リモート: ECWP, ArcIMS, OGC 標準
- SDI (カタログと地名辞書サービス)内のデータ資源をローカライズするためのディスカバリサービスクライアント
- カタログ: Z3950, SRW, CSW (ISO/19115 and ebRIM)
- 地名辞書: ADL, WFS, WFS-G
- SEXTANTE ライブラリと GRASS の統合による290以上の地理アルゴリズム
- 高度なCADツールとの統合:
- ベクターデータ: エレメントの修正、生成、削除
- CAD ソフトウェアの典型的な要素であるコマンド・コンソール
- グリッド、コマンドスタック、複雑なエレメントを選択する助けとなるツール
- ポイントやポリゴン、ラインや楕円のような要素を挿入するためのツールなど
- 回転や対称性を修正するためのツールなど
- 高度なラスタツールとの統合:
- ジオレファレンスと再投影
- エクスポート、クリッピング
- ルックアップテーブル、ヒストグラム
- フィルタ、ベクタ化
- 利害管理の概要と地域
- スクリプトのサポート
- PROJ4 を用いた強力な再投影エンジン
実装している標準規格
多数の Open Geospatial Consortium(OGC)標準の高度なクライアントのサポート
- WMS, WFS そして WCSレイヤの読み込み
- SLD 凡例のエクスポート/インポート
- Web Map Context (WMC)のエクスポート/インポート
- CSW (ISO/19115 and ebRIM)によるカタログ検索
- WFS-G recommendation を用いた地名検索