地理空間情報データベース
SpatiaLite は地理空間情報を扱う関数を追加した SQLite データベースエンジンです。
SQLite は動作が軽く、シンプルで堅牢、簡単に使える人気のある DBMS です。
それぞれのデータベースは一つのファイルに格納されます。
コピー、圧縮、LANやWeb経由でのやりとりも簡単にできます。
データベースのファイルはプラットフォームに依存しないフォーマットを採用しており、
Windows、Linux、MacOSなどいずれの環境でも使用できるフォーマットとなっています。
主な機能
SQLite で OGC の仕様に準拠した地理空間情報を扱えるようにしたものが SpatiaLite の拡張です。
- WKT 及び WKB フォーマットをサポート
- AsText(), GeomFromText(), Area(), PointN() などの地理空間 SQL 関数を実装
- GEOS を使用して全ての OpenGis 関数をサポートしています。これは Overlaps(), Touches(), Union(), Buffer() などの複雑な地理空間解析関数を司っています。
- OpenGis の仕様に沿った完全な空間メタデータをサポート
- シェープファイルのインポート、エクスポートをサポート
- PROJ4 と EPSG 測地系データベースを利用した測地系変換をサポート
- GNU libiconv によるロケール、文字コードのサポート
- SQLite の RTree 拡張を利用した地理空間インデックスの完全な実装
- VirtualShape拡張を利用すると、シェープファイルをVIRTUAL TABLE としてSQLite から使用できます
- importやデータ変換なしにシェープファイルに直接SQLクエリを発行できるようになります
- VirtualText拡張をり追うすると、SQLiteからcsvやタブ区切りテキストをVIRTUAL TABLE としてSQLite から使用できます
- importやデータ変換なしに CSVやタブ区切りテキストに対して、直接SQLクエリを発行できるようになります
- これらの機能をすべてユーザーフレンドリに扱えるよGUIツールをサポート