ETF¶
ETFは、空間データ基盤(SDI)のデータやAPIを検証するためのオープンソースのテストフレームワークです。ソフトウェアソリューションやデータプロバイダーにより、地理空間データセット、メタデータ、APIの適合性を検証するために使用されます。
About¶
ETFのソフトウェア設計の目標は、ユーザーフレンドリーで分かりやすいテストレポートを作成することと、数百GBにも及ぶ大容量データの検証を可能にすることでした。異なる検証作業をカバーし、統一されたレポートとして提示するために、アーキテクチャはモジュール化され、異なるテストエンジンを使用することができます。現在、以下のテストエンジンがサポートされています。WebサービスをテストするSoapUI、XMLデータをテストするBaseXデータベース、OGC CITEテストを使用してWFSとOGC Web APIの検証を行うTEAMエンジン、WFS、OGC Web APIとデータセットのテストを行うNeoTLエンジンです。
ETFはINSPIRE Reference Validatorがメタデータ、データセット、サービスをINSPIREの要求事項に照らして検証するために使用する基本的なフレームワークです。また、ドイツでは、各州の測量局がデータセットを検証するために、ETFが広く利用されています。他の欧州連合(EU)加盟国も、データプロバイダーが自国の要件に照らしてリソースをテストできるように、ETFを再利用しています。最後に、ソフトウェアツールの中には、ETF APIに基づく検証をワークフローに組み込んでいるものがあります。
主な機能¶
- テスト可能なリソース
データセット(最大数百GB): GML
メタデータ: XML
表示サービス: WMS/WMTS
ダウンロードサービス: Atom、WFS、WCS、SOS
カタログサービス: CSW
- アクセス
Webベースのユーザインタフェース
REST API
OpenAPI仕様
Javaクライアントライブラリ
- 対応テストエンジン
Webサービステスト用のSoapUI
XMLドキュメントのセットをテストするBaseX
TestNGで開発されたCITEテストに対応するTEAMエンジン
OGC WFSおよびOGC APIのテスト用NeoTL(開発中)
- テストレポート
ユーザーフレンドリーで分かりやすい
HTML、XML、JSONでダウンロード可能
詳細¶
Webサイト: https://github.com/etf-validator
ライセンス: EUPL 1.2
ソフトウェアバージョン: 2.0.0
対応プラットフォーム: Windows、Linux
API インタフェース: REST API、OpenAPI仕様、Javaクライアントライブラリ
サポート: https://github.com/etf-validator/etf-webapp/issues
ユーザマニュアル: https://docs.etf-validator.net/v2.0/User_manuals/Simplified_workflows.html
管理者マニュアル: https://docs.etf-validator.net/v2.0/index.html#_administrator_manuals
開発者マニュアル: https://docs.etf-validator.net/v2.0/index.html#_developer_manuals
注釈
このプロジェクトはOSGeoLive仮想マシンディスク(VMDK)にのみ含まれています